第14回定期大会(沖縄)報告

2019年1月26日、アスベストユニオンの第14回定期大会が沖縄県那覇市で開催された。毎年大会にあわせて、相談会や学習会を開催してきたが、今年は、大会前日の二五日に、健康相談会と中皮腫患者の鹿川真弓さんの講演会を中皮腫サポートキャラバン隊が開催し、ユニオンも協力させていただいた。

鹿川さんは26歳の時に腹膜中皮腫を発症し、保育士として働きながら15年間療養生活を送ってきた。昨年、キャラバン隊共同代表の故・栗田さんとブログでつながり、自らの経験を語ることが他の患者さんの希望になると知り、活動に参加している。

実はキャラバン隊で活躍する方々の多くは、どこでアスベストにばく露したのかがはっきりしない。労災認定はおろか請求すらできず、経済的にも精神的にもより苦しい状態であることは間違いない。アスベストユニオンは二六日の大会で、従来からの企業責任の追及と併せて、全てのアスベスト被害者が、安心して治療に専念するために、キャラバン隊と共に、石綿救済法の抜本的改正を求めていくことを確認した。

<キャラバン隊の活動については以下を参照してください。>